2025
01.06
令和七年 社長からの年頭のご挨拶
皆様、明けましておめでとうございます。旧年中は、弊社をお引き立ていただきありがとうございました。今年も、「常にお客様にとっての最善を求め、魂のこもった仕事をする」を社訓として事業に取り組んでまいりますので、倍旧のお引き立てをよろしくお願いいたします。
今年は「未来を築く」に関して私見を述べたいと思います。
P.F.ドラッカーは、次の様に示唆しています。
「新しいことを起こすというリスクを避けるならば、起こったことに驚かされるという、はるかに大きなリスクを負うことになる。」
「明日は必ず来る。そして明日は今日とは違う。今日の最強企業といえども、未来に対する働きかけを行っていなければ、苦境に陥る。」
「われわれは未来を築くための仕事に取り組まなければならない。リスクや不確実性をなくすことはできない。できるのは、適切なリスクを探し、時にはつくり出し、不確実性を利用することだけである。」
昨年、日本の一人当たりGDPが韓国と台湾を下回ったことが話題になりました。その際の分析に、日本の二十代の労働生産性が両国に比べて大きく下回る、とありました。この分析が正解とすれば、その原因はどこにあるのだろうと考えてみました。一つは、上の世代が「新しいこと」に挑戦せず、生産性を高められる方法があるのに旧来のやり方を押し付けられているため。もう一つは、両国に比べて国際交流が乏しく、同世代間で刺激を受けあい、良い意味の競争が低調であるため。以上の様に考えられないでしょうか?若者に広い視野をもたせ、アイデンティティーを自覚させ、その上で最新の技術を採用した仕事環境を提供していないことがその差になっていると仮説を立てて、対策を実行に移すことが必要であると思います。
当社は昨年より「新しいこと」への取り組みとして、「DX」と「海外人材採用」に取り組んでいます。職員の年齢構成が高く戸惑いも多いため、慎重に「適切なリスク」を探して実行に移し、「未来を築く」礎にしたいと考えています。この取り組みは、当社が今後とも、「常にお客様にとっての最善を求め、魂のこもった仕事」をし続けることができる中堅ゼネコンとして生き残るために必要不可欠なことであると確信しているからです。役職員一同力を合わせて生産性アップに取り組み、我が国の発展に少しでも寄与していきたいと考えています。
最後に、今年が皆様にとって輝かしい一年になりますことを、心より祈念いたしております。
アイサワ工業株式会社 代表取締役社長 逢澤寛人