地中に函渠を埋設する工事では、土留め工施工時に騒音・振動が発生し、開削後には広範囲な用地占有が必要なため、通行への支障が生じる事が多く、第三者災害の危険性も大きくなります。また、道路幅員の狭い場所や、民家の密集地で施工では、重機作業帯の確保が困難な事や、土留め工撤去時における地盤のゆるみ・埋戻し土の締固め不足による周辺構造物への悪影響といった問題があります。 
OSJ工法は、こうした問題を解決すべく開発した工法です。

斜面上で橋梁下部工等の構造物を建設する場合の掘削方法としては、法付きオープンカットや親杭横矢板方式による土留めが一般的です。しかし、地形が急峻になると、オープンカットでは長大斜面が発生することから、景観に悪影響を与えます。また、斜面の安定性や供用開始後の維持管理費が問題となります。一方、親杭横矢板方式による土留めでは土留め杭が長尺となるうえに、グラウンドアンカーを設置しながらの掘削となるため工費が割高となり工期も長くなります。竹割り型構造物掘削工法は、これらの問題を解決するために開発した掘削工法です。

第二東名名神の道路建設に代表されるように、昨今の幹線道路の建設は、山岳地での施工が主流となっており、橋梁・トンネルの工事比率が増加するとともに、高盛土でのカルバート施工が増加しています。 
ＲＣＣ（Rational Compression Condition）カルバート工法は、そのような施工条件下において、従来工法に比較して、建設コスト縮減、工期短縮、安全性の向上、耐久性の向上を実現した日本独自のユニークなカルバート工法です。

護岸や防波堤などの築造には、鋼管矢板、鋼管セル等の鋼矢板が土止め壁として一般的に用いられており、壁面材同士は継手構造にて連結させますが、鋼管矢板は、継手管と継手との間に隙間が空いていることから、継手の挿入やその後の掘削作業時に周辺の土砂や礫が継手管内に流入するため、継手管内の掘削や洗浄の作業性が阻害されるという難点がありました。
この問題を解消するのが、比較的簡単で優れた止水性能を有する鋼矢板の継手構造およびその施工方法を提供する、サンドフェンスです。

建物を構成する各部材を標準化することによって、設計から施工までの工程をシステム化し、品質の安定・工期の短縮・低コストを実現した建築物です。